異業種からの大変身!
服でお客さんと米子を前向きにしたい

第295回 会員の輪

  • Q 事業内容について教えてください。
  • A 洋服に関するお客様の要望に沿ったご提案及び洋服の販売をさせていただいています。好きな洋服のブランドや、どのようなアイテムが欲しいのか、現在お客様自身のクローゼットにはどのような服が多いのかなどについて会話を重ねてお尋ねし、ご提案させていただきます。
  • Q創業に至った経緯について教えてください。
  • A実は18~23歳の間、漁師をしており、北は北海道から南は長崎県までの日本海に漁にでていました。その時から、船を泊めた港ごとに各地のセレクトショップを巡るほど服が大好きでした。その後漁師をやめてから、服装に興味のない友達と遊んでいたのですが、自分が服を選び、髪型をセットしてあげると、友達の表情がパッと明るくなるのを感じました。さらに、すごく喜んでくれた友達が「もうこのまま大阪に行こう!」とその日に大阪にいったことがありました。嘘っぽい話だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その時に、「自分が選んだ洋服でこんなにも自信をもって前向きな気持ちになってくれた」ということが何より嬉しくて、アパレルで働き始めました。そして、4年間BINGOYAで働き、そのうちの3年間バイヤーとして洋服について勉強と経験を重ね、この度目標としていた自分のセレクトショップを開くことになりました。
  • Qなぜ、米子で開業されたのですか?
  • Aまちづくりの一助になれたらいいなと考えたからです。私は米子で生まれ育ち、その後県外を転々としましたが、都会に比べて若い人が遊びに行く場所が少ないように感じます。若者の「どこ行く?」、「何する?」が減らない限り、進学や就職をきっかけにどんどん県外へ出てしまう若者が増えてしまう可能性が高いと思います。そのため、お店を持つと決まった時は絶対に米子という風に決めていました。
    自分の姿を見て、商店街付近にどんどんお店が増えれば小さなアメリカ村みたいになるかもしれません。「ここに来れば割と充実してる」というような商店街にしていきたいですし、まわりのお店と繋がりを持ってまちづくりの一助となっていきたいと考えています。
  • Qどんなお店にしたいですか?
  • Aお客様に、「このお店に出会えて自信がついた、未来が明るくなった」という風に思っていただけるお店にしたいです。自信が持てないと感じていた人でも、当店にきてから、「自信を持つことができた」や「外に出るのが楽しくなった」という人が増えて欲しいです。また、もともと服が好きでおしゃれな人でも、悩んだ時は「nikiに行こう」と思ってもらえるようになりたいです。
  • Qお客様へ一言お願いします。
  • A服が持つ力の大きさを知っていただきたいです。「服は必要最低限。着られれば何でも良い。」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、服によって自分を表現したり、自信をもつことができたり、高揚感や多幸感を抱くことができます。つまり、服は生きる上での優先順位は低いかもしれませんが、生活の質を上げる、人生において価値あるものと考えられるのではないでしょうか。服の持つ力を知っていただき、思い切り自分を表現していただきたいです。
ウールのニット
nikiで販売されているハーフコート。
公式Instagramでは、商品について詳しく説明をされています。
モダンで洗練された店舗外観。

事業所概要

niki

代表者氏名(役職) 西村 空 代表
所在地 米子市角盤町1丁目72―3
TEL 0859-36-8906
創業年月日 令和4年9月3日
営業内容 アパレル
HP https://www.instagram.com/niki_yonago/