将来をより良くするために環境保全に努めます

第290回 会員の輪

  • Q 事業内容について教えてください。
  • A町のどこかでゴミを運搬している特殊な車両を見かけたことがあるのではないかと思います。私たちは、境港市の家庭から出される「燃えるゴミ」を焼却処理している米子クリーンセンターへ、「燃えないゴミ」は資源として再利用処理している境港市リサイクルセンターへ収集運搬しています。廃棄物の運搬や処理の事業は、どんな状況でも継続が求められるインフラストラクチャー(社会的経済の基盤)の一つであり重要な役目を担っています。その他には、ご家庭で使われなくなったタンス、戸棚、テーブル、椅子などのゴミ出し場に出せない大きな「粗大ゴミ」の運搬や、家などの片付けをしたときに出てくるゴミを「燃えるゴミ」や「再利用ができるゴミ」、「埋め立て処分にするゴミ」へ分別して処分場へ運搬しています。
    また、廃棄物の事業以外にも境港市のご家庭の庭の草刈り、道路の除草や公園の除草・剪定、側溝の清掃、荒廃地の除草など環境整備の業務も行っています。
  • Qどんな事業所(お店)にしたいですか?
  • A社員が「勤めていて良かった」と思える会社にしたいです。側溝の清掃業務では、高圧洗浄車や強力汚泥吸引車、バックホーなど特殊な車両を使用し、人が行う作業を少なくしています。また、除草業務には、作業場所の状況によって乗用式草刈機や自走式草刈機を使用し、広い場所ではトラクターで除草をしています。作業をやり易くするため、また社員への負担を減らすために特殊な車両や機械を購入し、働きやすい職場環境づくりに努めています。
    家庭から出るゴミを正しく分別して処理をすることや地域の生活環境をきれいにすることは、最終的には地球環境全体を守ることに繋がっていて、「2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする脱炭素社会」と「経済をより循環型にする持続可能な社会」の実現には極めて大切だと考えています。現在行っている業務を通じて、どうすれば今の環境を良くすることが出来るのかを常に考えて社会に必要とされる事業所になることを目指しています。
  • Qご覧の皆様へ。
  • A「ゴミを分別する」と「ポイ捨てしない」について少しお話をさせてください。
    まずは、「ゴミを分別する」についてですが、ゴミを捨てる際は、お住いの役所が定めているゴミの出し方のルールを守って分別をしてください。その後の処理をする作業の手間が省けリサイクルがとてもやり易くなります。他のゴミと混ざっていたり汚れていたりすると、もう一度人の手による分別や他の機械の使用など、余分な費用と電気や石油などのエネルギー消費が増えることにつながります。次の製品に生まれ変わるためのコスト上昇や、余分なエネルギーを使うことで二酸化炭素排出量の増加による地球環境問題に繋がっています。
    次に、「ポイ捨てをしない」についてお話します。仮に誰かがプラスチックゴミを「ポイっ」と捨てたとします。そのゴミが空き地に捨てられたとすると分解されないので土壌の汚染になります。川に捨てれば最後には海に流れて海洋プラスチック問題の原因になります。一方、ポイ捨てをしなかったプラスチックゴミも正しく分別をしない場合や汚れていると「燃えるゴミ」になることがあります。燃やすので二酸化炭素が発生して地球温暖化の原因を増やすことになってしまいます。ゴミの捨て方一つで様々な環境問題の要因となり得るのです。
    「ゴミを分別する」、「ポイ捨てしない」ということは少しめんどくさいことですが、これからの世界を左右することの一つだと思っています。小さな活動を積み重ねて地球の環境を良くし将来につけを回さない未来を築いていきたいと思います。
    是非、皆様のご理解とご協力をお願いしたいと思います。

事業所概要

(有)環建

代表者氏名(役職) 渡辺 昇 代表取締役
所在地 〒684-0014 境港市中野町1800-1
TEL (0859)44-6868
FAX (0859)44-2434
創業年月日 S54年10月
営業内容 サービス業