悲しみに寄り添うバーでありたい

第270回 会員の輪

  • Q 事業内容を教えてください。
  • A

    今年7月に米子駅前にオープンしたバーです。店内には外国産だけでなく、国内の珍しい原酒も取り揃えており、作れるカクテルの種類は約300種類で、お客様の飲みたいカクテルをテイストや色、キャラクターや飲む人のイメージなど、要望に沿ったものをお作りすることができます。特にフレッシュフルーツを使ったカクテルを得意としており、いちごは産地にこだわった2種類の品種を用意し、梨も地元産のものを使用しています。レモンも瀬戸内産のものを使用するなど、新鮮なフルーツを使用したカクテルはお客様にも大変好評をいただいています。今の時期は金柑や栗を使用したドリンクなど、季節の旬の食材を使用したカクテルも豊富に取り揃えています。
     ドリンクはもちろんですが、フードメニューにもこだわっており、厳選した材料を使った自家製生チョコレートや自ら燻製した鴨肉などもご提供しています。

シックで落ち着いた雰囲気の店内。上の写真のカウンター8席のほか、テーブル席2席、広い窓から通りが見渡せるカウンター席も完備しています。
「マスカットダイリキ」王道カクテルの「ダイリキ」にシャインマスカットを加えたフルーティかつ大人の気分を味わえるカクテル。
  • Q開業しようと思ったきっかけは何ですか?
  • A

    地元米子の高校を卒業後、教員を目指して広島の大学に通いました。1年程学んだものの、大学の方針や教育現場の考え方に違和感があり、大学を辞めることにしました。このまま辞めては大卒に負るような気がして、当時バーでバイトをしていたこともあり、修行を積んで、バーを独立開業することを決意しました。その後、広島のホテルのバーで修業し、カクテルアドバイザーの資格も取得し4年間経験を積んだ後、同年代が大学を卒業するタイミングの23歳になった今年の夏、地元に戻りバーをオープンしました。

  • Q開業にあたって大変だったことは何ですか?
  • A

    大変だったことは物件探しとコロナ禍の影響を受けたことです。なかなか良い物件に辿り着けず、それに加え、コロナ禍の影響もあり、設備機材がなかなか入ってこない状況とも重なり、結局半年程度、予定していたオープン日より遅れてしまいました。

  • Qどんなお店にしたいですか
  • A

    店名である“ENZIAN(エンツィアン)”はドイツ語で花の“リンドウ”を意味します。“リンドウ”の花言葉は“悲しみに寄り添う”―。バーは楽しいだけの場所ではなく、悩みを打ち明けて心を癒す場所でもあると思っています。誰かに話を聞いてほしい方、お一人でのご来店も大歓迎です。お気軽にお立ち寄りください。
    お越しいただくお客様は約7割が20代の同世代の方で、若い方に多くご来店いただくバーとなっています。男女の出会いの場、友達づくりなど出会いの場としてもご活用いただきたいと思っています。最近では企業の方から「良い人材はいないか?」と相談されることも多くなってきました。人と人との繋がりの場となればと思っています。
    コロナ禍の影響で、今年は大々的な開催ができませんでしたが、今後、お花見やバーベキュー・街コンイベントや音楽イベントなども開催していきたいと思っています!

  • Qお客様へ一言お願いします。
  • Aノンアルコールカクテルもご要望に沿ってお作りします!お酒が飲めない方もお気軽にお立ち寄りください。また、人数や時間帯に応じて貸切も可能ですので、お気軽にご相談ください!

事業所概要

BAR ENZIAN

所在地 米子市明治町228綿辺ビル3F
営業内容 BAR
受付時間 19:00~26:00
定休日 不定休
TEL 050-5375-7114
創業 2020年7月1日
Instagram Instagram
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