お客様に"また米子に来たい"と思ってもらえる場所であるように

第263回 会員の輪

白を基調としたおしゃれなキッチンスペース
  • Q 事業内容を教えてください。
  • A四日市町商店街にて外国人観光客をターゲットとしたゲストハウスを経営しています。
    私はフランス出身ですが、2003年に溝口の工場にフランスの会社からエンジニアとして派遣され働いていました。その後フランスに戻りましたが、2014年に再びエンジニアの仕事で米子に派遣され、その後仕事を辞めて山陰を訪れた外国人観光客向けに通訳ガイドや日本人向けのフランス語レッスンを始めました。
    そんな時に、たまたま商店街の1軒の空き店舗を訪れる機会がありました。静かな雰囲気の中に心が落ち着く感覚があり、直感で“このスペースで何かしたい"と思いました。以前、「couchsurfing」という旅行者が旅先の現地人の家に無料で泊めてもらう世界的なWEBサービスを活用し、旅行者の受け入れを行っていた経験もあり、大好きな米子の地でゲストハウスを経営して、世界各国の方に山陰の魅力を発信する為にこのビジネスを始めることにしました。
  • Qどんな事業所(お店)にしたいですか?
  • A現在は店舗の2階をゲストハウスとしています。1階は山陰の食材を使ったタパス(小皿料理)を提供するフレンチスタイルのカフェバーとして、2021年のオープンに向け準備中です。宿泊者と地元の方がこの場所で語り合い、外国人観光客が“また米子に来たい"と思える場所であるように、山陰の魅力を発信していきたいと思っています。
    今後はこの空間で国際文化交流に関するイベントも開催していきたいと思っています。
  • Q開業にあたり大変だったことを教えてください。
  • A開業することになった空き店舗は以前住宅兼店舗として使われていた建物で、住宅部分も店舗部分も使われていた当時のまま全ての荷物(商品や備品・家具・家電など)が残さた状態で引渡しを受けることが契約条件でした。開業の約9ヶ月前に片付けから始め、ほぼDIYでリフォームを行いました。瓦を剥いで積み直し、天井を取り、壁を剥がすなど、開業の為に必要な作業が思いのほか多く、仲間にも手伝ってもらい進めましたが予想以上に時間がかかってしまいました。しかし思わぬ発見もありました!天井を剥いだ時、明治初期に建設されたこの建物から立派な梁が出てきたんです。この梁を当店のシンボルとし、日本文化と国際文化の融合を大事にしていきたいと思っています。
  • Qお客様へ一言お願いします。
  • A国境を越えて、旅立った人がまた気持ちよく帰って来られる場所であるようにと願っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

事業所概要

L’atelieR(ラトリエ)

所在地 米子市四日市町85
営業内容 ゲストハウス・フランス語通訳ガイド
営業時間 ゲストハウス
チェックイン 15:00~
チェックアウト ~11:00
店休日 不定休
TEL 050-5532-1803
創業 2020年5月30日