働き方を知る

インタビュー 01

• Q 担当している業務と日々の業務内容は？
• A

  創業ゼミの開催、創業支援の実施

  これから米子市内で起業したい方向けに、起業後も安定して事業を続けていただくために、経営についての必要な準備や知識の習得をしていただく｢創業ゼミ｣を担当しています。具体的な業務内容としては講師の選定やカリキュラムの検討、チラシ作成や広報活動、当日の会場設営・受付・司会など、創業ゼミの企画から実施まで、全て行います。
  また、このようなゼミだけでなく、随時創業相談を受け付けており、｢創業したいが何をしたらいいかわからない・・・｣などのお悩みをお持ちの方に対し、創業計画書の作成方法や資金調達の方法など、計画から開業までの各種手続きの方法や開業後のアフターフォローまで行っています。

  

  平成30年度創業ゼミ

  補助金申請に関する相談への対応

  現在、国や県・市が企業の経営革新や生産性向上などのための計画を支援するために様々な補助金制度を実施しています。その申請にあたって、企業の売上や利益などの目標数値を上げるための計画書作成や、申請の手続きの支援を行っています。
  計画策定にあたっては、どのような取り組みを行えば売上や利益が上がるのか、また、どのような取組みをすれば企業の抱える課題の解決策に繋がるのかを一緒に考え、根拠・裏付けの取り方や考え方などをお伝えするのが私たちの仕事です。

• Q 現在の業務の面白さややりがいは？
• A

  一番やりがいを感じるのはやはり、｢無事に創業することができました｣、｢補助金を受けることができ、計画を実行したことで売上が伸びました｣とお客様からご報告をいただいた時です。無事に創業された時、補助金の審査を通過した時、一緒に考えた計画で企業の売上が伸びた時は自分のことのように嬉しく思い、携わらせていただいてよかった、と感じます。

• Q 難しいと感じるところは？
• A

  初めのころは特に、創業や補助金の相談など、どのように対応したらよいのか、日々分からないことだらけで、自立して相談対応にあたることができるのだろうか・・・と不安に思ったこともありました。入社して1～2年目くらいまでは、研修を受講したり、先輩や専門家（税理士・中小企業診断士など）の相談に同席させていただいて、ヒアリングのポイントや問題の解決策の提案方法などを学び、分からないことはあとで質問したり調べたりして知識を習得しました。入社5年目の今でも、お客様からの質問にすぐ答えられないことや分からないことはまだまだありますが、日々、｢お客様である企業の発展のために｣という気持ちで取り組んでいます。

インタビュー 02

• Q 担当している業務と日々の業務内容は？
• A

  観光振興に関する業務

  観光振興といっても色々ありますが、一例をあげると、外国人観光客の方の消費拡大のため、米子市や(一社)山陰インバウンド機構、加茂川周辺にある企業の皆さまの協力のもと、境港(さかいこう)に寄港するクルーズ船の乗客を対象とした実証実験を実施しました。米子城跡・城下町(旧加茂川沿い)を巡っていただいたモニターツアーは、国内・海外の方からの評価が非常に高く、米子市の観光地としての可能性を感じることが出来ました。また、地域資源の活用方法や周辺の環境整備の検討が始まるなど、今後の観光戦略の布石となる事業になりました。

  

  米子城下町を街歩きする訪日外国人観光客

  部会事業(建設業部会)

  商工会議所には7つの部会があり、会員企業の皆さまは業種によっていずれかの「部会」に所属し、関係業種に関する意見交換や研修会等を開催しています。その中のひとつで建設関連の会員企業の皆さまが所属する部会が｢建設業部会｣です。 平成30年度は伊木米子市長や鳥取県県土整備部の方を講師にお招きし、今後の鳥取県西部地域の道路整備網についての講演会を開催しました。会員の皆さまがどのような情報を求めているかを考え、ときには直接ご意見を伺いながら企画を考え、実施していきます。

• Q 現在の業務の面白さややりがいは？
• A

  面白さややりがいは個々によって違いますが、担当業務に共通していることは、行政でも民間でもない地域総合経済団体という組織なので、企業と行政を結び付けて新しいものを創るとことができるという面白さです。そのため事業一つ一つには責任が伴います。しかし、先にお話ししたモニターツアーのように、自分が携わった事業がきっかけで少しでも地域が良い方向に進んでいくことに、大きな達成感を感じることが出来ると思います。

• Q 難しいと感じるところは？
• A

  観光振興に関する業務では関係機関と連携して仕事を進めることが多く、会議では個人としてではなく米子商工会議所としての意見が求められます。そのため、会議の際は前もって当所内の意見をまとめ、発言と目指す方向性との間にズレが出ないように注意をしています。観光と聞くと華やかなイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、内部の情報共有や意思疎通、関係機関の方との調整は｢地道｣という言葉が適切かもしれません。